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レッドハット Device Edge

エッジでのデータ収集: Red Hatテクノロジーとたけびし「デバイスゲートウェイ」の連携

工場をクラウドに接続することにより、データ統合、運用の可視性、意思決定の強化が図れます。
デバイスの接続性・工場のオープン化のリーダーであるたけびしは、Red Hatと提携して、エッジからクラウドまで完全に統合された製造業向け IoT ソリューションを提供しています。このソリューションは、生産プロセスを最適化し、コストを削減し、市場投入までの時間を短縮し、大きな競争上の優位性をもたらします。

Red Hatとたけびし、パートナーシップによる相乗効果

弊社のIoTゲートウェイ「デバイスゲートウェイ」は、Red Hat のいくつかの主要テクノロジーを活用して、製造業データを管理するための堅牢で効率的なソリューションを提供します。このパートナーシップにより、デバイスゲートウェイの機能が強化され、ITとOTのシームレスな統合、スケーラビリティ、実用性が確保されます。本記事では、連携によるメリットについて詳しくご紹介します。

たけびし デバイスゲートウェイ

「デバイスゲートウェイ」は、320 種類を超える産業機械やデバイスを AWS や Microsoft Azure などのさまざまな IoT サービスにシームレスに接続できるように設計された多用途の IoT ゲートウェイです。OPC UA および MQTT 通信プロトコルをサポートし、インダストリー 4.0市場で信頼性が高く安全なデータ転送を実現します。多様な環境に適したコンパクトな設計と簡単な Web ベースの構成により、デバイスゲートウェイは生産データの IoT システムへの統合を簡素化し、運用効率を高めます。堅牢な接続オプションと広範な互換性を提供し、現代の産業オートメーションのための強力なツールとなっています。

Red Hat Device Edge

Red Hat Device Edgeは、エッジ展開に最適化されたRHELの軽量版「Red Hat Enterprise Linux (RHEL) for Edge*1」、OpenShiftの軽量版「MicroShift*2」、運用自動化を実現する「Ansible*3」をパッケージ化したエンタープライズサポート付きの製品です。
Red Hat Device Edgeは、すべてのエッジデバイスを自動化するだけでなく、デバイスゲートウェイの複数展開を効率的に実現します。

統合のメリット

Red Hat Device Edge 上にデバイスゲートウェイを構築することで、組織全体のさまざまなデバイスとデータをシームレスに接続するために最適なソリューションが誕生します。

メーカーは、エッジで管理されている生産現場の 320 を超えるデバイス シリーズにアクセスできます。現場に近い場所でデータを処理および分析することで、レイテンシーが削減され、リアルタイムの意思決定が向上します。さらに、Red Hat のテクノロジーにより、デバイスゲートウェイは既存の IT システムとOTシステムをシームレスに統合できるため、導入の複雑さが軽減され、移行がスムーズになります。

例えば、メーカーは、マザー工場から他拠点に新しい生産ラインを迅速かつ効率的に立ち上げることができます。その結果、市場投入までの時間が短縮され、運用効率が向上し、セットアップに係るコストが削減され、グローバルで見た製造業務の成長が見込まれます。

Red Hat の堅牢なプラットフォームとデバイスゲートウェイの機能を組み合わせることで、パフォーマンス、信頼性、スケーラビリティが向上します。この相乗効果により、スムーズで効率的な産業オペレーションが促進されます。

 

図:デバイスゲートウェイとRed HatテクノロジーによるITとOTの統合

結論

たけびしとRed Hat のコラボレーションは、高度なテクノロジーを活用することで、製造業のデータ管理に対する強力なソリューションを生み出せることを示す好例です。
このパートナーシップにより、DeviceGateway の機能が強化されるだけでなく、産業環境の進化するニーズに適応できるようになります。その統合機能、スケーラビリティとメンテンナンス性、実装の容易さは、今日の急速に変化する産業環境で競争力を維持したい企業にとって、非常に貴重な資産となります。

デバイスゲートウェイの認定コンテナはRed Hat Ecosystem Catalogから入手できます。
是非、この革新的なソリューションをご体感ください。

Red Hat Ecosystem Catalogこちら(外部リンク)からご確認下さい。

デモ動画

使用製品・サービス

たけびし:  デバイスゲートウェイ
Red Hatテクノロジー:  Red Hat Ansible Automation Platform、 Red Hat Enterprise Linux for Edge、 Red Hat MicroShift

*1 Red Hat Enterprise Linux (RHEL) for Edge
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) for Edge は、Red Hatによって開発、販売されている業務向けのLinuxディストリビューションであるRHELの軽量版です。

*2 Red Hat MicroShift
Red Hat MicroShift は、Red Hat OpenShiftのエッジ機能から構築された軽量のコンテナオーケストレーションソリューションです。
Red Hat OpenShiftは、コンテナのデプロイメントや管理、スケーリングができるコンテナオーケストレーションエンジンとしてKubernetesを搭載しており、Red Hat MaicroShift同様に、Red Hatがエンタープライズ向けに提供されています。

*3 Red Hat Ansible Automation Platform (Ansible)
Red Hat Ansible Automation Platform (Ansible)は、オープンソースの自動化ツールAnsible をベースにしたRed Hat製品であり、エンタープライズ向けの包括的な自動化ソリューションです。
Ansibleの自動化機能により、デバイスゲートウェイを効率的に展開でき、パフォーマンスを犠牲にすることなく、増加するデバイス及びデータを処理できるようになります。