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DAサーバー

Wonderware専用通信ドライバー DAServer

DAサーバーの製品コンセプト

DAサーバーは、Wonderware社の次世代産業用ソフトウェアのアーキテクチャ「ArchestrA」に基づいて設計されています。 ArchestrA※アーキテクチャは、既存システムの寿命を延ばすことを目的に開発され、 既存プラントをより効率的に運用する方法と新しいプラントを構築する最適な方法とを相互に実現することのできるアーキテクチャです。

従来のファクトリースイート製品群は、InTouch、InSQL、WWLOGGERといったソフトウェア製品/コンポーネントがそれぞれ個別のアプリケーションとして動作していたため、いくつものアプリケーションがタスクバーに煩雑に表示されたり、製品毎に独自のGUIやオペレーションがあり、共通性が乏しいものでした。 また、製品間で「タグ情報の共有」という概念がなく、 製品毎に同じタグを登録しなければならないというケースもありましたが、2003年に登場したファクトリースイートArchestrAは、これらの問題点が全て解消され、まさに「次世代」と呼ぶにふさわしい産業用ソフトウェアとして生まれ変わりました。

ファクトリースイートArchestrAでは、DAサーバーやLOGGER、InSQLなどの各機能コンポーネントが、SMC(システム・マネージメント・コンソール)と呼ばれる統一プラットフォーム上で動作します。SMCは、WindowsのMMC(マイクロソフト・マネージメント・コンソール)を使用して、統一されたGUIと操作性を提供しますので、ユーザは多種多様なフィールド機器が存在するプラントであっても、通信ドライバを意識することなく、同じ操作性でプラントに組み入れることが可能になります。

DAサーバーとは

DAサーバーは、従来のI/OサーバがサポートしていたDDE/SuiteLinkプロトコルに加え、産業界におけるアプリケーション間通信の標準仕様であるOPCに対応しています。これらのプロトコルはプラグインの形式で実装され、ダイナミックに実行されます。DAサーバーを使用することで、サーバ設定、通信診断情報などがArchestrAに組み込まれ、シームレスなシステム構築を実現します。

DAサーバーのアーキテクチャ

DAサーバーは、GUIを持たないアプリケーションとして動作します。設定画面や診断画面などのGUIサービスはSMC(System Management Console)を介して提供され、 タグ情報のブラウジングや通信ステータス情報などをリアルタイムにモニタリングすることができます。また、定義情報や設定情報などは、XML形式で処理されますので、他ノードにインストールされているサーバへのアクセスやファイアウォールを介したリモートコンピューティングを可能にします。

FactorySuite ArchestrA

ArchestrAとは、工場内に分散しているフィールドデバイス/プラントを、産業コンポーネントとしてオブジェクト化し、それらをシームレスに統合する次世代の産業用フレームワークです。IAS(Industrial Application Server)は、このArchestrAフレームワークの中核として、フィールドデバイスをオブジェクトとして提供する役割を担います。DAサーバーは、このアプリケーションサーバと抜群の親和性を発揮し、プラントインテリジェンスを強力に推進します。